家族用のボード兼自分も漕いで面白そうなボードを探していた矢先…
突如発表された[KOKUA FLY PRO]
NSPの2022 PUMAと悩んだものの、家族がFLY PROのデザインをとても気に入り購入しました。
今まで見てきた中でも、シンプルでシックなおしゃれレースボード。カッコいい。
発表から購入までに、21inch 22.5inch 24inch全ての幅の試乗をしました。
試乗はとても重要。
その中で、手持ちのボードとは違い、特に乗り心地が良かった22.5inchをチョイス。これがなかなか良かった。
ということで、レースやトレーニングで漕いでみましたので、これまでのレビューを書いていきます! ボード選びのご参考になれば幸いです。
[スペック]
KOKUA FLY PRO
長さ 14ft
幅 22.5inch
ボリューム 258L
重さ 11kg±500g
[形状]
・ノーズ
小ぶりなスクエア型で、ボトム側は接水するかしないかギリギリの高さ。(漕ぎ手58kg、立ち位置ハンドル付近の場合)
・テール
テール先端、ボドム側に丸みがある。
・ボトム
サイド、テールは、丸みを帯びていて、ロッカーは程よく角度がついている。フィンボックスがやや前方についている。
・トップ
流行りの深いダグアウトとは違い、浅めのセミダグアウト。ステップはフラット。パッドは菱形の凹凸。排水口は大きく水の抜けが良い。
KOKUA FLY PROのカラーによく合う。おススメのリーシュ。
人気急上昇中のオールラウンドフィンもオススメ。
[漕いでみた感覚]
2022年6月からFLY PROでレースやトレーニングをし始めました。ここまで、色々なコンディションで漕ぐことが出来ましたので、まとめていきます。
[レース]
どフラットな湖(距離約10km)でしか使用していないのですが、湖上スタートのバチャバチャとした引き波に揉まれても抜群の安定感でした。
レース中盤では、暑さのせいか体力的にきつかったものの、フラットなデッキのおかげで、下半身が使いやすく、ストロークのリズムが非常に保ちやすかった。
フラットなコンディションだと、安定感よりも直進性と推進力が欲しいので、自分の体重とボードの浮力を考えると、22.5inchはややボードの走りが重い印象でした。
ノーズとテールが少し浮き気味な感覚で、性能を発揮できていないような…
もう少し漕ぎ込んで、フラットでの適切な立ち位置を確認、あとはボードにマッチするように体重を増やすか。
[トレーニング]
PADDLERさん主催の
sunrise paddle session
毎週木曜日6:00~
BEACH葉山さんの
paddling with competitors
に出来る限り参加しています。
トレーニングは、アップ、サイド、ダウンウィンド、チョッピー、フラットと様々なコンディションの中で漕ぐことができています。
その中で、FLY PRO 22.5幅で参加した回は、どのようなコンディションでもトレーニングに集中出来ています。理由として考えられるのは、
・デッキがフラットで足底の感覚が安定する。
・体型に対して、ボード幅が広めなので、バランスを崩されにくい。
・ノーズが比較的コンパクトなので、サイドのうねりの力が干渉しにくい。
この3つの点が、トレーニングに集中出来る要因かなと感じています。
不安定なボードでは、トレーニング中に落ちないようにバランスをとるためにボードのコントロールに意識が向いてしまい、トレーニングになっていない事が多かったと思います。
ターンは、とても回転性が良く操作しやすい。フィンボックスが前の方についているので、ステップバックの距離が短くても、よく回ってくれます。
レールワークは、軽く踏み込むだけでロールするため、直感的に反応してくれます。
ただし、踏み込み過ぎるとデッキに水が浸入しやすいので、深めのダグアウトボードよりも浅めに動かす調整が必要。
[まとめ]
KOKUA FLY PROは、ザ・オールラウンドな性能で、乗り手やコンディションの対応幅が広いボードだと思います。
自分には、やや広めの幅を選んだこともありますが、どんなコンディションでも安定したスピードで漕ぐことが出来ています。
色々なコンディションで、漕いでみた中で特に良かったのは、ターンとレールワークの操作性です。
ターン、レールワークは、小さな動きで操作出来るので、負担が少なく、小さい動作で済むことで落水がグッと減っています。
それと、とにかくカラーデザインがイカしてる。カッコいい。
というとこで、KOKUA FLY PROのレビューでした。ボード選びのご参考になれば幸いです!
ではでは。