今回レビューするのは、NSP NINJA 2023年モデルです。
ここ数年、マイナーチェンジを繰り返していて、その度に乗り心地が少しずつ変わっています。
2023年モデルの乗り心地がなかなか好印象でしたので、レビューを書いていきたいと思います。
- 幅広いコンディションに対応できるボードを探している。
- うねりに合わせたボードコントロールを楽しみたい。
- ちょっと難しいボードでスキルアップしたい。
と、お考えのパドラーさんには参考になるのではないかと思いますので、最後までお付き合いいただければと思います!
NSP NINJA 2023年モデルの特徴
NINJA PRO CARBON
NSP Ninja is a predominately flat-water board that excels in chop and small bumps.
A predominantly flat-water weapon that excels in chop and small bumps. The Ninjas are all about efficiency, saving the energy riders need for longer runs.
Originally a flat-water racer designed to cope with disruptive chop, the Ninja has evolved into a range of flat-water boards that can handle (mild) sea conditions. The addition of the 12’6″ program, more on that below, allows junior athletes to perform at the top of their ability as well.
Ninja design
Nose diving is minimized by an increase in volume and straight outlines for better flow. The improved cockpit design keeps out more water – a reinforced and heightened rail lip shields the cockpit from more splash water and the reduced length of the recessed area collects less water in buoy turns.
14′ Ninja Design:
- Recessed deck for a low center of gravity, adding stability.
- Flat-deck tail for high-performance and stable buoy turns without collecting wash.
- Accelerator Vacuum System (AVS) for quick water drain from the dugout standing area.
- A full-length nose keeps the entire board in the water, for sustained glide and consistent speed.
- Three neoprene handles, two short and one long.
A subtle shift of the four AVS pods (Accelerator Vacuum System) towards the rocker increases the AVS performance of the new Ninja and the recessed area now drains more effectively as well.
A lower center of gravity helps stability, allowing the design team to reduce the width of the 21” model, creating a Ninja with a width of just 20”. The NSP Ninja gives paddlers an incredibly fast flatwater weapon, but the best part is that the Ninja works in water with textured conditions as well. The increasing demands of flatwater racers, looking to race even narrower shapes, made us design the Ninja in 21” up to widths of 24” as well.
以下Google翻訳
主にフラットウォーター用のボードで、チョップや小さなバンプのあるコンデションに優れています。Ninjas は効率性を重視しており、ライダーが長距離走行に必要なエネルギーを節約します。
元々は荒れたチョッピーなコンディションに対応するために設計されたフラットウォーター レーサーでしたが、Ninja は (穏やかな) 海の状況に対応できる一連のフラットウォーター ボードに進化しました。
忍者のデザイン
ノーズダイビングは、ボリュームの増加とより良い流れのためのストレートなアウトラインによって最小限に抑えられます。改良されたコックピット設計により、より多くの水の浸入を防ぎます。強化され高められたレールリップがより多くの水しぶきからコックピットを保護し、ダグアウトの長さが短縮されたことでブイターン時に溜まる水が少なくなります。
14 フィートの忍者デザイン:
- ダグアウトデッキにより重心が低くなり、安定性が向上します。
- フラットデッキテールにより、水が溜まらず高性能で安定したブイターンが可能。
- ダッグアウトのスタンディングエリアから迅速に水を排出するためのアクセラレーター真空システム (AVS)。
- フルレングスのノーズがボード全体を水中に保ち、持続的な滑りと安定したスピードを実現します。
- 3 つのネオプレン ハンドル (短い 2 つと長い 1 つ)。
4 つの AVS ポッド (アクセラレーター真空システム) をロッカーに向けて微妙にシフトすることで、新しい Ninja の AVS パフォーマンスが向上し、ダグアウトの排水もより効果的になりました。
重心が低くなったことで安定性が向上し、設計チームは 21 インチ モデルの幅を縮小して、幅わずか 20 インチの Ninja を作成することができました。NSP Ninja は、パドラーに信じられないほど速い静水用の武器を提供しますが、最も優れている点は、Ninja が凹凸のある水面でも機能することです。さらに狭い形状でのレースを求めるフラットウォーターレーサーの需要の高まりにより、Ninja を 21 インチから最大 24 インチの幅でも設計するようになりました。
https://www.nspsurfboards.com/product/technology/pro-carbon/ninja-new/
NINJA 2023年モデルを漕いだ感想
今回試乗させて頂いたのは、いつもお世話になっているBEACH葉山様です。
営業時間内であれば試乗可能なので気になる方はお試しください!他のモデルも置いてあります。(事前に必ず確認のご連絡を)
1.ターンの感覚がかなり変わった。
フラットデッキテールに変更されたことで、ピボットターンの感覚がかなり変わりました。
2022年モデルまでは、テールデッキ部分に傾斜がついていて、斜め下に体重をかけていくような感覚でした。
2023年モデルでは完全にフラットに変更されたため、ターン時の身体の使い方が大幅に変わったと感じました。
傾斜位置でのターンに慣れていたので、本来足を置かなければならないフラット部分まで下がりきれなかったり、フラットな面を真下に押すように体重をかけるような体の使い方になったり、慣れるまでにかなり練習が必要だと思いました。
逆に、もともとフラットデッキテールのボードに乗っている方は、かなり扱いやすくなったのでは思います。
2.ロール感が増した
NSP社のレースボードは、左右にコロコロとボードが動きやすい、ロール感が強いという特徴があります。
この特徴をいかして、うねりをのり継いだり、サイドレールを使うターンだけで角度のついたターンが可能になります。
2022年モデルでは、ダグアウトが深くなったことで、ロール感が少し抑えられバランスの良い安定感という印象でした。
2023年モデルは、ロール感が2020年モデルの感覚に似ていて、きびきびと動かしやすくなった印象を受けました。
ボトムの形状が変わったのか、ダグアウトの深さが変わったのか定かではありませんが、とにかくよく動く気がします。
まとめ
- 2023年モデルのNINJAも幅広いコンディションに対応できる。
- 相変わらずフラットなコンディションでは、ノーズが水を切り裂いてスピード感があり最高に気持ちがいい。
- 2022年モデルに比べて、操作性や安定性は難易度が高め。ただし乗り手のスキル次第が上がれば、確実に利点になる。
- 以前のモデルに慣れているとピボットターンで違和感を感じるものの、水の侵入が少なくなる利点がある。
ということで、いかがでしたでしょうか? ボード選びのご参考になれば幸いです。
2023年モデルは、ロール感が2020年モデルに近い感覚で、自分的にはかなり好みの乗り味。今のボードが乗れなくなったら、次はこのモデルかな!