買ったばかりのKK fin FIA。
練習で激しく損傷させてしまいました…
正直、漕いでいる時は、どこかに当たった感じはしなかったのですが、うねりに乗ったときに勢いで岩にでもあたってしまったのか…
フィンを外したときに気づいたのですが、結構エグい壊れ方で、かなりショック…
壊れてしまったものは仕方がないので、気を取り直して早速修理にとりかかる。
修理に必要な道具
- UVレジン
- UVレジン用マルチスティック
- 紙やすり(80,400,1200,2000)
- マスキングテープ
UVレジンは、紫外線を当てることで、カチカチに固まるもので、主にアクセサリー作るときなどに使われるようです。
表面コート剤、プラスチック、ガラス、金属、磁器などに使用できるとのことなので、SUPのフィンにも使えると思い、UVレジンに決めました。
ちなみに、今回使用したUVレジンは、DAISOのUVカラーレジン液ブラック5g(税込110円)を購入しました。どれぐらいの量が必要になるのかわからなかったので、とりあえず2つ。それと、UVレジンを伸ばして均すためのマルチスティックも準備。
紙やすりは、粗目から極細目までの4種類を準備。
修理の工程
修理の大まかな流れは以下の通り
- 破損部分をならすための削り
- UVレジンの塗布
- UVレジンの硬化待ち
- 仕上げの削り
この4つの工程で修理出来ました。
とても簡単なので、フィンが傷ついてしまっていて困っている人には、オススメの修理方法です!
それではいってみましょう。
まずはじめに、余計な場所を削らないよう、マスキングテープを貼っておきます。
マスキングテープが貼れたら、UVレジンが定着しやすいように、損傷部分を削ってならしていきます。
この時に使った紙やすりは、80番の粗目のもの。
写真のように、ささくれているところを整える程度に削り、UVレジンが定着しやすい状態にしてあります。
次は、UVレジンを塗っていきます。
UVレジンを厚めに塗って、レジンマルチスティックで伸ばしてある程度形を整えようと思ったのですが…
日向で作業していたため、UVレジンに直射日光が当たってしまい、すぐに固まり始めてしまいました。
結局、上手く伸ばせず、表面がぼこぼことして厚みのある状態になってしまいました。
このあと、紙やすりで削る作業があるため、厚くなりすぎないようにしたかったのですが、ちょっと失敗。日陰か屋内で作業すれば良かったなと反省。
次は、仕上げの削りと磨きです。
仕上げに、80番、400番、1200番、2000番の順に紙やすりで表面を整えていきます。
UVレジンがとても厚くなってしまったので、始めに80番の粗目の紙やすりでガンガン削っていきます。
UVレジンが、全体的に元のフィンの厚みに近づいてきたら、淵の部分を鋭くするため角度を付けて削っていきます。ここまで80番の紙やすりで一気に削ります。
形、厚みが整ったところで、表面をツルツルにするため、目の細かい紙やすりで磨いていきます。
磨いている途中で、表面の磨きは性能に関係ないような気がしてきましたが…
紙やすりを用意してしまったので、ツルツルに仕上げてみました。
以上で、修理の工程は終了です。思っていたよりもガチガチに固まっていて、いい感じ。
作業の反省点
日向で作業すると、UVレジンがあっと言う間に固まってしまうので、UVレジンの形が整うまでは日陰で作業した方がいい。
UVレジンを厚くしすぎると、削る作業に時間を取られるので、固まる前にヘラなどでならしておく。
UVレジンを削りすぎに注意する。
ブラックのUVレジンを使用したものの、クリアな仕上がりでした。想像とちょっと違うので、拘る方は、違うレジンが良さそうです。
まとめ
今回修理したSUPのフィンは、DAISOのUVレジンと紙やすりがあれば、簡単に修理が可能でした!
作業時間的には、最初の削りが5分ぐらい、UVレジンが固まるまでに5分ぐらい、整形と表面の削りで20分〜30分程度。トータルで30〜40分ぐらい。
修理後に試漕してみましたが、水の侵入はなし。
砂浜に擦ってしまっても割れることはありませんでした。岩やコンクリートにぶつけなければ大丈夫そう。
フィンの性能的にも違和感なく使える感じなので良かったです。
ブラックのUVレジンで修理したのですが、クリアな感じに仕上がりました。もっと黒くなってほしかった…