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「トレイルランニングを始めたいけれど、道具を全部そろえるのは大変そう」
キャンプやSUPを楽しんでいる方なら、帽子や速乾ウェア、ヘッドライトなど、使える道具をすでに持っているかもしれません。
まずは手持ちの装備を確認しましょう。そのうえで、足元と荷物の持ち運び方を整えると、買い物の優先順位を決めやすくなります。
この記事では、雪のない時期に、整備された身近なトレイルを日中に楽しむ初心者を想定して、装備の選び方を紹介します。高山や冬山、夜間走、大会への参加では、別途必要な準備があります。掲載商品は比較候補の例であり、筆者による実使用レビューではありません。
最初に決めるのは、買う物より「どこを走るか」
同じ5kmでも、公園の遊歩道と急な登り下りのある山道では、かかる時間も必要な装備も変わります。
最初のコースは、距離だけでなく次の点を確認して選びましょう。
- 走行が認められている道か
- 高低差と、歩いた場合の所要時間
- 途中で引き返せる場所や下山できる道
- 水を補給できる場所の有無
- 天気、日没時刻、通行止めの情報
初回は経験者と一緒に行くか、初心者向けの講習・ツアーを選ぶと、装備の使い方も学べます。
キャンプ用品はどこまで使える?装備の確認表
「持っているから使える」と決めず、走ったときの揺れや取り出しやすさまで確認するのがポイントです。
| 装備 | 手持ち品で確認すること | 買い足す判断 |
|---|---|---|
| 速乾ウェア・帽子 | 動きやすさ、擦れ、蒸れ | 不快感があれば見直す |
| シューズ | 路面への適性、足の収まり、靴底の状態 | 舗装路用しかない場合は店頭で相談 |
| ザック | 水や衣類を入れても揺れにくいか | 揺れや擦れが気になるならランニング用を検討 |
| ボトル | 漏れずに収納でき、出し入れできるか | ポケットと合う容器を選ぶ |
| レインウェア | 防水性、傷み、収納サイズ | 防風だけの上着とは分けて考える |
| ヘッドライト | 点灯、電池残量、装着時のずれ | ランタンしかない場合は別途用意 |
| スマートフォン | 地図、電池、防水対策 | 必要に応じて予備電源を追加 |
ほかにも、食料、保温着、救急用品、緊急用保温シート、ホイッスルなどを、行程と天候に合わせて準備します。装備全体の確認には、REIのトレラン装備チェックリストも参考になります。
シューズは「人気」より走る路面とフィット感で選ぶ
最初の一足では、有名選手が履いているかよりも、自分が走る道に合っているかを確認しましょう。
土の締まった道、ぬかるみ、岩の多い道では、靴底に求められる特徴が異なります。サロモンの公式ガイドでも、路面・走る距離・使用頻度などをもとに選ぶことが説明されています。
店頭では、実際に使うソックスで試着し、次の点をチェックします。
- 指先や足の横が圧迫されていないか
- かかとが浮きすぎないか
- 傾斜で足が前に滑り、つま先が当たらないか
- 左右どちらの足にも違和感がないか
「セールだから」と、合わないサイズを選ばないことも大切です。
候補が決まったら、同じ商品名でも型番・サイズ・返品条件まで比較しましょう。初めて買うモデルでは、価格差だけで決めず、試着や交換のしやすさも含めて選びたいところです。
ザックは容量より先に「荷物を入れたときの揺れ」を確認
キャンプで便利なザックでも、走ると荷物が上下に跳ねたり、肩ひもが擦れたりする場合があります。
手持ちのザックを使いたいときは、水、雨具、保温着などを実際に入れ、安全な平地で歩いたり軽く走ったりして確かめてください。
買い足すなら、体に沿うランニングベストが候補になります。ただし、小さいほどよいわけではありません。必要な装備と水を入れられる容量が前提です。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| サイズ | 胸囲の適合範囲と調整幅 |
| 収納 | 雨具・保温着・食料が収まるか |
| 給水 | ボトルを取り出しやすいか |
| 付属品 | フラスク込みか、別売りか |
| ポケット | スマートフォンが入り、落ちにくいか |
例えば、サロモンのADV SKIN 5にはフラスク付属の製品があります。比較候補として見る場合も、販売ページで仕様とサイズを確認してください。ここでは実使用による評価ではなく、製品例として紹介しています。メーカー公式の製品情報も確認できます。
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水と食料は「距離」だけで量を決めない
短い距離でも、暑さや登りの多さによって行動時間は変わります。地図に水場があっても、当日利用できるとは限りません。
予定時間、気温、補給場所を確認し、引き返す余裕も含めて準備しましょう。
ボトルを買う場合は、容量だけでなく、ザックへの収まりや洗いやすさも確認します。ソフトフラスクはブランドや形状によってポケットとの相性があるため、セットで確かめると選びやすくなります。
比較候補の一例は、サロモンのSOFT FLASK 500ml/17oz 42です。容量だけで判断せず、手持ちのベストへの適合を確認してください。フラスク付属のベストを購入する場合、追加のボトルが必要かも先に確かめましょう。メーカー公式の製品情報
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食料は、食べ慣れたものを中心に。初めて使うジェルなどは、いきなり山で試すより、普段の運動で食べやすさを確かめておきましょう。サロモン公式の装備ガイドも参考になります。
キャンプ用のライトと上着は、ここを見直す
ヘッドライトを持っているなら、まずは点灯と電池を確認します。歩いたり軽く動いたりしたときにずれないか、足元を確認できるかも試してください。
日中に戻る予定でも、予定が遅れる場合に備えて携行します。初回から夜間のトレイルを計画する必要はありません。
上着は「風を防ぐ物」と「雨を防ぐ物」を区別しましょう。薄いウインドシェルや撥水加工だけの上着を、防水レインウェアの代わりと決めつけないことが大切です。
手持ちの雨具が使えるなら、最初から軽量モデルへ買い替えなくても構いません。傷みを確認し、必要な保温着と一緒にザックへ収納してみましょう。
最初から買わなくてもよい物
高機能なGPSウォッチ、レース向けの高価なシューズ、何着もの専用ウェアは、初回から一式そろえる必要はありません。
GPSウォッチを後回しにする場合も、現在地を確認する手段は準備します。スマートフォンには事前に地図を保存し、電池切れへの備えや、故障時の確認手段も考えておきましょう。
トレッキングポールも、使い方や走る場所のルールを確認してから判断できます。
最初の予算は、足に合う靴と、必要な荷物を無理なく運べる装備に配分するのがおすすめです。続けるうちに困ることが分かってから買い足せば、選ぶ理由がはっきりします。
出発前の最終チェック
- コースのルール、通行状況、天気を確認した
- 行き先と帰る予定時刻を家族などに伝えた
- 地図と現在地の確認方法を準備した
- 水・食料・雨具・保温着を入れた
- ライト、救急用品、緊急時の装備を確認した
- 荷物を入れた状態で靴やザックの違和感を確かめた
大会に出る場合は、この記事の装備表よりも、主催者が定める最新の必携品を優先してください。
キャンプ用品を活かせる部分は活かし、足りない物を目的に合わせてそろえる。そうすれば、道具を買うことに追われず、山道を楽しむ準備を進められます。
最初は走り切ることにこだわらず、登りや足元の悪い場所では歩きながら、自分に合うペースを見つけていきましょう。